名古屋議定書がCOP10(名古屋で開催)で採択されて10年が経ちました。
それを記念して5回に渡るwebinarが予定されており、一回目となる今日は名古屋議定書10歳の誕生日会が開かれています。
DNA配列情報に対して遺伝資源と同じように利益配分を求める声が、途上国から高まっています。
これはDSIと呼ばれているものです。DSI自体はDigital Sequence Informationの略ですが、すでに「核酸(DNA, RNA)の配列情報の利用に対する利益配分に関する問題(課題) 」という"暫定的な"意味で使われています。
9月15日にGlobal Biodiversity Outlook 5 (GBO5) が発表されました。GBO5は愛知目標(生物多様性条約CBDの2020年までの10年目標)の成績表のようなものです。(https://www.cbd.int/gbo/gbo5/publication/gbo-5-en.pdf)
相変わらず出張は全く無く、webinarばかりです。
ドイツ政府が支援しているWilDSIというプロジェクトが塩基配列情報の利用に対する利益配分の報告書を出しています。先週は、その報告会がwebinarであったので参加しました。https://www.dsmz.de/collection/nagoya-protocol/digital-sequence-information/dsi-policy-options-webinar-2020
コメントと質問数はおそらく200を超えており、大盛況の webinarでした。私も大いに楽しみました。